2005-07-06

「female」

category  time23:30

「female(フィーメイル)」見てきました。レディースデイに映画ってのはいいね。1,000円だしー。人気女性作家5人の書き下ろし作品を、5人の監督が映像化したオムニバスの映画でした。テーマはエロス。この組み合わせがすごい豪華だったよ。ポスターやちらしに使われているのは、「桃」なんだけど、このポスターがとってもきれい。これ見て、映画いいかもーと思ったもん。

「桃」原作:姫野カオルコ×監督:篠原哲雄×主演:長谷川京子
長谷川京子が桃を食べるシーンが、めちゃめちゃエロい。ほんと、このシーンを見るためだけに見てもいいかも。喪服姿もきれいだしね。中学時代を演じた野村恵理の演技も体当たりですごかったな。あの若くてひたむきな感じ。池内博之は顔黒すぎでしょ。目がぎらぎらしててこわいよー。篠原哲雄監督の作品って映像がきれいだよね。雰囲気も好き。「月とキャベツ」も好きだったし、次回作「欲望」(小池真理子の『欲望』が原作だ)も楽しみだね。

「太陽のみえる場所まで」原作:室井佑月×監督:廣木隆一×主演:大塚ちひろ
5本の中で唯一つまらなかったのが、これ。3人の掛け合いってのがどうもね。廣木隆一監督の作品って、「ヴァイブレータ」を見たけど、あまりしっくりこなかった。ロードムービーっぽいのが好きな監督みたいだけど、今のところ、あわないな。ヌーブラ姿にはびっくりしたけどね。あれってほんと見たくない姿だよね。。。

「夜の舌先」原作:唯川恵×監督:松尾スズキ×主演:高岡早紀
松尾スズキはやっぱりいい。高岡早紀がセックスしまくるという驚きの展開だったけど、明るいエロって感じかな。おかしーし。随所随所で笑えるんだよね。あの課長とか怪しさ全開だし、ルビーモレノから怪し気な香炉買っちゃうし。また映画撮ってほしいな。おもしろいんだもん。早く次回作が見たい!

「女神のかかと」原作:乃南アサ×監督:西川美和×主演:大塚寧々
西川美和監督の作品は初めて見たけど、よかったなー。大塚寧々が美しーし、小学生の信吾くんがドキドキしてるのがかわいい!ガールフレンドのお母さんがこんなんだったら、そりゃドキドキするよね。しかも、成績ガタ落ちになるし。少年の性への目覚めってかわいいよ。この映画が監督差品としては2作目なんだね。初監督作品、蛇イチゴも見たくなりました。

「玉虫」原作:小池真理子×監督:塚本晋也×主演:石田えり
最後は、塚本晋也監督。これも、映像がすごいね。あの怪し気な家もなんともいえないし、石田えりがピンクのバレリーナ衣装着てるんだけど、少女のようでかわいらしいし、「渚のシンドバッド」を歌うんだよね。他の4作品もそうなんだけど、汗がまたいい感じなんだ。すごく夏を感じる。あの嵐の夜とかめっちゃドキドキするよ。塚本晋也監督の映画はやっぱりいいね。最後がこの作品でよかった。

この5つの作品のオープニング、中頃、エンディングと3回に分けてダンスシーンがあるんだけど、最初のと、中頃のはダンサーの踊りがすごいなーと思ってみてたけど、エンディングは微妙だったね。男の人のダンスシーンは別に見なくていいって感じだった。

これだけ5本違う映画を見ると、ぐっと疲れたけど、とっても満足。それぞれ個性的でおもしろかったー。

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