2005-01-14

『欲望』小池真理子

category  time23:00

欲望

小池真理子の小説って、読み進めていくうちにどんどん悲劇的な結末に向かっていくのがたまらなくいいんだよね。そして、読み終わるのが惜しくなる。性的不能者の正巳を愛してしまった類子。その一方で妻子ある男性と肉欲だけでつながっている。でも、その肉欲よりも正巳への精神的な愛(欲望)を求め続ける。不能者のため、阿佐緒を完全なる性の対象として見ながらも、類子への欲望と精神的なつながりを求めた正巳。類子、正巳それぞれがせつなくて狂おしい。阿佐緒も奔放でいて、でも夫である袴田の子供を欲し、あのような結末になってしまう。とにかく、小池真理子ワールドにどっぷりと浸れます。

文庫はこちら→『欲望』

今日も打ち合わせな1日。

category  time19:00

今日も打ち合わせな1日だ。10時半にMARUちゃんが来ました。ロック本の打ち合わせ&スケジュールを具体的に。今度こそ動くね、これは。ずばり発行は春でしょう。残り2人のインタビューしだいなんだけど、なんとかうまくいくといいな。うちの本としてはいろんな面でボリュームがある本になるので、がんばるぞ。打ち合わせがお昼にかかったので一緒に出前とって食べて、この後、1時半からヒダカくんと打ち合わせなので、そこでロック本話もかるーくすることに。ロック本、ヒダカくんにもいろいろと手伝ってもらいたいと思ってるんだ。MARUちゃんとお別れして、ヒダカくんとはコーヒーのショートショートの本の打ち合わせ。装丁の相談です。シンプルで素敵な本にしたいのね。本文の紙まで含めていちお決めました。これから見積もりとって束見本つくってもらえば、具体的に進んでいくね。本文の方の写真も少し協力してもらうことに。かっこいい写真待ってまーす。

ちょっと仕事をしたら、次はカワカミさんと家の本の打ち合わせ。初校の原稿の戻しだね。あとガイドブックのレイアウトの仕事も頼んでいるのでその説明を。これも3月末入稿なんだよね。エンジンかけないと間に合わないっす。ほんと。