2004-10-15

「父、帰る」

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父、帰る

「父、帰る」というロシア映画を見ました。アンドレイ・ズビャギンツェフ監督のデビュー作にして、第60回ヴェネチア国際映画祭グランプリ金獅子賞、新人監督賞受賞作だ。12年ぶりに突然帰ってきた父と息子たちの物語は、多くの謎を残したまま終わるのだ。美しいロシアの大地に、宗教的要素が暗示する場面が散りばめられている。死を予感させる場面はあったにしても、あの場面は唐突だったな。見終わった後、かなり置いてけぼりです。でも、後味は悪いわけではなく、謎だらけなんだけど、映画館で見てよかったなと思わせる不思議な映画でした。

海かと思ってたところが、実は湖でした。ロシア、でかいぜ。