2003-07-29
『鳥頭対談─何を言っても三歩で忘れる』群ようこ 西原理恵子
「uno!」で連載されていた対談をまとめた本なんだけど、かなり笑える。西原理恵子のキャラクターとかはまんがのイメージとかあったんだけど、群ようこって、無印シリーズは読んでたけど、こんな人だったんだーとちょっとギャップあり。それにしても、二人の母親ってすごいよね。二人がかせいでるから起こりうる話なんだろうけどね。これから読むなら文庫で読みましょー。笑えるし、なんか元気になるかも。「uno!」って気づいたら廃刊になってたもんね。ほんとあっという間だった気がする。わりと読んでたのにあなー。ちゃんと買ってね。
『人生張ってます─無頼な女たちと語る』中村うさぎ
この本は、小学館の『BOOCSダイエットクッキング』を編集している時にもらったんだ。中村うさぎの本は読んだことないけど、対談相手がなんかすごい。目次見ただけで、かなりのインパクトです。ちなみに、目次を書き出すと、「花井愛子―相続バトル・自宅競売・自己破産のススメ?」「岩井志麻子―デブ・デブ・デブが好きなんじゃ!」「マツコ・デラックス―130キロ女装家のラブリーな日常」「西原理恵子―金がないのはクビがないのと同じや!」「斎藤綾子―パチンコとセックスと欠陥住宅と」「中村うさぎ―まだまだうさぎは青かった?対談を終えて」と、これだけでおなかいっぱいだね。それぞれ思い思いに語ってておもしろかった。文庫のための書き下ろしだしね。
『優雅で野蛮な女になる方法』光野桃 齋藤薫
2001年の2月に出た本なので、かなり前の本なんだけど、正直全然おもしろくなかった。優雅で野蛮な女っていうのはいいのかもしれないけど、二人がいいよってお互いに話してる内容を全然いいと思わないのでダメだなと。発売当時に読んでいてもきっと同じだったと思うけど、もう2003年、やっぱりエッセイは旬があるから、その時読まないとね。小説はある程度時代が変わっても読めるけど、時代の空気が伝わるようなエッセイはつらいね。文庫を待って失敗するパターンだしね。対談なら、壇ふみと阿川佐和子の『ああ言えばこう食う』の方が断然おもしろかったー。『ああ言えばこう嫁×行く』もかなり笑えたし。こうじゃないとね。これは、エッセイだけど、いつ読んでも笑える。古くならないエッセイってすごいよね。