2003-07-22
最近気になってる本など。
NHKのドラマ「緋色の記憶」をビデオにとってたので、一気に見たんだけど、おもしろかったな。こういうドラマがあるから、NHKははずせないのだ。脚本が野沢尚で、鈴木京香だしね。野沢尚が脚本をしているドラマは、「喪服のランデブー」もよかったし、民放系でもしっかりストーリーがあって作りこまれているドラマが多いんだよね。鈴木京香の凛とした美しさは際だってたな。再放送があればいいね。すごいいい作品だったもん。原作は、トマス・Hクックの『緋色の記憶』。たまには海外ミステリーも読んでみようかな。
アマゾンでいまオススメになってる『フォネルのE-mail』も気になってるんだよね。フランスかー。文庫だったら即買いするんだけど。詳伝社の本って、どうだろ、文庫化は無理かな?『ブリジット・ジョーンズの日記』も文庫が出てから買ったもんね。映画見てばりおもしろくて、速攻文庫買ったんだけど、こっちはイギリスだったね。まだ発売されたばかりだから、もうちょっと様子を見るかな。
『キャベツの新生活』有吉玉青
この本も比較的一気に読んじゃったな。『眠い幸福』と同じく、『キャベツの新生活』も男の人が主人公で話が進んでるのか、進んでないような感じで読み進めていって、途中キウイの不倫があって、恋愛がずっとテーマとしてはあったんだけど、最後、夏帆ともとさやかなと思わせておいて、あの展開はちょっと意外だった。わりと軽めで読みやすいなーと思ってたら最後にいきなりずしっときちゃった。有吉玉青って好きな作家だな。『眠い幸福』の方が好きだけど、こっちもなかなかよかったな。次の作品を楽しみにしておこう。
『ヘルタースケルター』岡崎京子
「ブックスキューブリック」で買って、その夜すぐに読んでしまった。とっても、岡崎京子な世界だったな。欲望は果てしなく、最初はゆるやかに、そしてある時を境に急激に壊れていくんだよね。読み終わった後ブルーな気持ちになったけど、そこがいいのだ。300ページを超える作品で、かなり読み応えありです。まんがって、ストーリーもだけど、絵がすごくストレートに入ってくる。「ヘルタースケルター」もちろんオススメです。交通事故以来、全然情報がはいってこないけど、回復に向かってるとのこと。いつかまた漫画が描けるようになってくれたらと、ほんとに思う。