書籍

『白河踊り』 中原正男

『白河踊り』奥州白河からふるさとへ伝えた盆踊り
中原正男

B5、並製、160ページ
定価:本体1,500円+税
ISBN978-4-86385-289-1 C0039

戊辰戦争で生まれた相寄りの心 
奥州・長州を繋ぐ知られざる絆とは

150年前、戊辰戦争において主戦場となった奥州白河(現・福島県)。被害を被ったにも関わらず白河の領民は敵味方の区別なく死者を弔い、盆踊りでその霊を慰めた。そして長州から参戦した諸隊隊士たちも踊りの輪に入り、戦友の霊を祀ったという。その後ふるさとに帰ってからも隊士たちはこの「白河踊り」を踊り続け、今では山口県内各地をはじめ全国に継承されている。
白河踊り伝承の歴史から、各地に伝わる踊りや唄まで詳細に研究し続ける著者による、ライフワーク集大成の一冊。山口各地の盆唄の口説き(歌詞)一覧、著者採譜の譜面も収録。

2017年12月上旬全国書店にて発売。