書籍

『オルガンハウスの小さな奇跡』 桑原あきら

世界で一番シンプルな幸せ

『オルガンハウスの小さな奇跡』
桑原あきら

四六判、並製、128ページ+口絵カラー16ページ
定価:本体1,300円+税
ISBN978-4-86385-085-9 C0095

障がいはあるけれど、笑顔のかわいい温ちゃんを中心に、両親と子ども3人の気持ちが通いあう家「オルガンハウス」。この家で、料理上手でキュートなお母さん、華世さんは、玄米ご飯にお味噌汁、魚という素朴なご馳走を作るカフェ「玄米の家」をスタートさせる。そこには、障がい児をもつ親たちをはじめとする大勢の友人たちがやってきて、テーブルを囲む。緑の風、小川や小鳥たちの声……温ちゃんの五感を刺激する豊かな自然の中にある「オルガンハウス」。その建設に関わったコーディネーターの著者が描く、奇蹟のような日々の営みは、読む人の心をじんわりとあたたかく包みこむ。

玄米の家〈公式サイト〉 genmainoie.exblog.jp

2012年7月上旬全国書店にて発売。

 

【著者プロフィール】
桑原あきら (くわはら・あきら)
家づくり研究家、(株)プロトハウス事務局代表。2000年に、理想の家づくりをめざし、同事務局をスタート。2004年に、プロトタイプを元にする家づくりシステムがグッドデザイン賞を受賞。建主の「本当の思い」を発見する、ユーザー参加型デザインを推進するため、インクルーシブデザイン研究所アドバイザーに就任。日本の森の木を使った、建築家がデザインするパッシブ住宅のブランド展開も行っている。
著書には『スローハウジングで思い通りの家を建てる』(草思社)、『家種』(リトルモア)、『一町一家運動の本』(ニューハウス出版)、『これなら住みたい仮設住宅16プラン』(書肆侃侃房)などがある。

 

【目次】
十一月の風
家族の姿
残酷な運命
新しい朝
眠れない夜
安息の休日
神様からのプレゼント
魔法の住宅
シンプルな目的
やさしい一日
穏やかな風景
素朴なご馳走
温ちゃんの言葉
仙太くんのこと
未来への約束
それぞれの運命