黄金週間満喫中。アカデミー賞作品賞で読み上げ間違えられると言うすったもんだがあった話題の『ラ・ラ・ランド』。私はちょっと前から、３２歳の若き天才監督＆脚本家デミアン・チャゼルに興味があって絶対観よう！と思っていたの。店主から薦められて観た前作（処女作）『セッション』がとてつもなく面白かったから。あ、でも『セッション』はラ・ラ・ランドとは１８０度真逆のダークな映画だからね。念のため。

私の前にね、店主が観てて。もう絶賛の嵐。興奮冷めやらぬ状態で語るの。

「映画って素晴らしい！て久々に感じた。この監督は本当に映画が好きなんやなあ。男一人無きして帰りにパンフレット買ったもん。ストーリーも有りがちで単純なんやけど、エマ・トンプソンが可愛くて、ミュージカル映画だけど鼻につかない。とにかく気持ちが良い映画。」

そう、我ら２人ともミュージカルが苦手な超リアリスト。セリフ途中で急に踊り出される冷めてしまう性質。その店主が

「全く違和感なく、いやらしくないんよ、踊り出すけど。」

観て納得。本当にセリフから歌詞に変わる境界線を限りなくぼかしてて、我らリアリストを冷静にさせない旨い演出。

最後の終わり方がまた良いね。ネタバレになるから言わないけど、日本人はきっと違う結末で括るだろうな。でもそのラストが涙をそそるんだよねー。この涙が凄く清々しく気持ちいいの。男性にも女性にも観て欲しい一作だわ。

唐津デコポン作りました。いよいよデコポンスイーツのシーズン到来。