今日、ケーキの種類が予定からガラッと変わってしまいました。

と言うのも、畦の縁の下の力持ちである母が、昨夕、閉店後、ケーキ類をショーケースから出しっぱなしにしてしまったのだ。

気づいたのは今朝。当然、成す術は無い訳で。後悔先に立たず。

でね、今までだったら、きっと母に怒りをぶちまけてた。感情に任せて。でもね、この歳になると、先ずは自分に母を責める資格が無い事も気付く訳で。でね、さらに頭の中で消化不良を起こしている感情が「怒り」とは何か違うものであるってのにも気づいた。だってね、至って冷静でいれてるた。ただ、堂々巡りの一物が気持ちを落ち込ませる。

いったいこれは何なのか？？？

で、１日仕事を終え、やっと今分かりました。この感情は

「無念の悲しみ」

美味しくなぁれ。と祈りながら一手間、二手間かけて作った多くの我が子が、日の目を見ずに葬りさられる事へのやり場の無い無念。はぁ、土曜日の内に出来るだけ沢山の方に食べてもらえてれば良かった。その悲しみ。これですね。消化不良。

だから、今も冷蔵庫に眠る彼らの無惨な姿見る事ができません。

「食べれたよ！」

と勇気づけようとする母の言葉も素直に受け止められません。あまりにも彼らの姿が無念で。

小さい事でくよくよする私をさらけ出してしまいました。でも、こうする事でまたもや気持ちの整理が出来てきました。今日は愚痴ったでごめんなさぁい。