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2009-10-12

2作目となる「昏睡DAYS」を、10月初旬に出版しました。この本は、私が、一ヶ月近い昏睡所状態から目覚め、あれが、昏睡、意識のない世界だったと知った時から、伝えなくてはと思い続けてきた思いを形にした本です。第一作の「晴れのちくも膜下」を書いた頃は、まだ体力もなく、調べたりする体力がなくて、突っ込んで書く事の出来なかった記憶している昏睡状態の時にいた世界の事を、入院していた病院にカルテや看護記録の開示をして頂き、当時の主治医や、看護師さんの協力を得て、自分の記憶と、現実を照らし合わせ、かなり近い形で再現しています。本が好きなだけに、同じ時期の事で、2册も本を出そうとする事を許せず、迷いまくった数年間。そんな時、友人が突然病気から、磯機不明に落ち入るという現実に合いました。その時、絶対に大丈夫。痛い思いもしていなければ、暗い世界にいる訳でもない。絶対に戻ってきてくれると信じられる自分がいました。なぜなら、昏睡の世界がどんな世界かを、私は知っていたから。その時、信じられるという事が、どれ程、幸せな事かを知りました。だから、意識のない世界は、真っ暗ではなく、ぴんく色の春のような世界だったと伝えたい。

そんな思いからできた 昏睡DAYSです