家より広い畑を手に入れてはじめた自然農、目指すは完全自給自足。『ぼくらのいえができるまで』作者のツマエンジェルと農業ロマンの男・オットエンジェルによる往復書簡。「いえ」のその後を公開中!
土曜日、ブルーベリーの木にハチの巣を見つけた。
困ったなぁ。
その夜、この巣をどうしたらいいのか考えた。
ハチは自然農をするうえで、大切なスタッフだ。
できれば共存する道をさぐりたい。
そうは言っても、刺されたら大変だ。
見たところスズメバチではなさそうだから穏便にやれるのでは・・・。
いや、やはり活動しなくなる夜に巣を撤去してしまおうか(こわいけど。)・・・。
気持ちは揺れていた。
結論が出ず思い悩んでいた日曜日、ぼくの両親と親戚の女子大生がやってきた。
ハチの巣があるから気をつけろと言うと、父がハチの巣を長い棒でたたき落として、あっという間にハチの巣問題は解決してしまった。
田舎育ち(長崎県の五島列島出身)ってすごいなー。
考えてみれば、ハチの巣をひとつ取り除いたからといってハチが全滅してしまうわけでもなかったんだよな。
彼等はまた、別のよさそうなところに巣をつくるのだろうし。
共存せねばと頭でっかちになっていたのかな。
魚釣りとか、虫採りとか、自然を相手にしている時の父には、素直に偉大さを感じる。
ぼくも子どもには、そんなふうに単純に認めてもらえるようになりたいな。
Posted by オットエンジェル at 2007-06-04 01:32:02 [ ぼくらのいえのお客さん ]
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