夜中から異例の4回(!)の授乳、起きてから2回。はっさくへの最後の授乳は8時台でした。泣けてきました。泣けてきました。
はっさくにもうあげられない、という悲しさだけではありませんでした。これから小夏をもう一度探しに行く新しく長い旅が始まるのだと思うと、恐くて前に進めない。それがなければ、もっともっとはっさくに気が済むまでいつまででもあげられるのに。
だけどわしらは、前に進むと決めたので。
最後の授乳はそんなに長くなかった。
何とかやりくりして休みを取ってくれたオットエンジェルにはっさくを任せて、母乳外来で乳房をからっぽにしてもらいました。口中無害のインクで乳房に「へのへのもへじ」を書いてもらい、冷凍していた糊湿布を6個装着しました。
……。
これが。おセンチな気分をぶっ飛ばす可笑しさ。当然です。胸というか上半身に巨大なおにぎりを6つボコボコに詰めて上からぴちぴちのタートルネックを来たところを想像してみてください。それはオカシイでしょう。めちゃくちゃ動きにくいし。「おいおい…」
この日いくつか予定していた人に会う用事を全てキャンセル。どんどん冷えゆく身体を季節はずれのダウンジャケット(袖無し、笑)で覆いました。はっさくを疲れさせるべくオットエンジェルと公園で遊び尽くしました。
就寝までなんとかおっぱいなしで持ちましたが、やはりその時が来ました。「おっぱいバイバイしたよね」と言うと、しばらくしてはっさくは「朝からの一連のできごと(おっかあが泣いてたり、突然へのへのもへじを見せられたり)はそういうことだったのか…!!!」という驚愕の表情を一瞬浮かべて、わんわん泣き始めました。人の、怒りとか甘えとかそういう感情を抜きにした、とにかく悲しさだけを一心に表す泣き方というのを、初めて見ました。
オットエンジェルがこの日のために買っておいたおもちゃでしばらく遊んで、眠くなって、泣いて、寝てしまいました。その間1時間半くらいだったでしょうか。想像していたより短かったけど、想像していたよりゆれました。肩の辺りがむずがゆくなるくらい、切なくてゆれました。
目覚めたとき、はっさくはどうなっているのだろう。
わたしたちは、これからどこに行くのだろう。
Posted by ツマエンジェル at 2011-05-14 04:00:59 [ ツマエンジェルの小部屋 ]
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