家より広い畑を手に入れてはじめた自然農、目指すは完全自給自足。『ぼくらのいえができるまで』作者のツマエンジェルと農業ロマンの男・オットエンジェルによる往復書簡。「いえ」のその後を公開中!
見かけに寄らず全く涙もろくない夫が、泣き続ける姿を初めて見ました。私は、まぶたの上のお肉がもったりとはれ続け、いくらなんでも、というくらいひどい器量の悪さです。母や従姉と沈黙を埋めるようにどうでもいいことをだらだら話し続けたら、翌日にはのどが枯れ、声までひどいという有様です。
14の夏に戻ったように、ただ、その辺に流れている音楽や言葉を、体の穴という穴が吸収していきます。33になって、ここまで混乱し、途方に暮れ、真っ白になれるとは思ってもみませんでした。
でも、まだ、たったの33年です。
油山の緑の家に戻ってから、夫と私は、小夏に毎朝の美しい日の出を見せています。毎日3食きちんと食事をして、終わったらすぐに食器を片づけて、水回りを清潔にしています。
1カ月、「畑に降りたエンジェル」の更新をお休みします。9月12日、ここに戻ってきて、もう少し先のことについて、話せるようになります。
Posted by ツマエンジェル at 2007-08-22 10:03:04 [ 新しい命、さよならの命 ]
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