夏から練りに練った計画がことごとく覆された波瀾万丈の旅、写真もあまり撮れなかったので文字だらけの長文になりますが、よろしければおつきあいのほどを。
メンバーは、わし、オットエンジェル、はっさく(一歳一ヶ月)、わしの両親。以下は、本来の計画と、実際の行程を併せてご紹介します…。嗚呼…。
〈一日目〉晴天!!!
● 計画:はっさく初の、バス・地下鉄・飛行機(羽田in)・新幹線を乗り継いで、静岡県三島市へ。ここでどかーんと富士山を拝みつつ、弟一家(りょーまくん、一歳一ヶ月含む)と夕食。三島市はコロッケの町とゆー触れ込みなので、なにしろコロッケに目がないおいらは、おやつにムフフ。
○ 交通機関オンパレードは大丈夫でした、はっさく。しかし、この日富士山ははるか彼方にちょびっとしか見えず。期間限定の甘藷祭り開催中のコロッケの町・三島では、コロッケのコの字も見えず、おや???と肩すかしを食らう。りょーまくんとの二ヶ月ぶりの再会に、はっさく爆睡。お〜い。お腹一杯になってホテルへ戻る道中、居酒屋で何軒か「コロッケ」の文字が(もういいってか)。消化不良…。
昼食…羽田空港第一ターミナル地下一階「麻布十番モンタボー」
夕食…三島市「ろめいん」でうなぎの白焼きや金目鯛の刺身など。ここはいろいろ美味でした〜。
宿泊…三島市「ホテルニューかのや」は大学時代の合宿を思わせるセンチメンタルなお宿。しかし、お風呂は快適だし、宿おばさんの子連れへのご配慮も篤く、和室、子ども用椅子やお風呂セットもあり。
新幹線の車中にて。
りょーまと寝起きのはっさく。
〈二日目〉雨天!!!
● 計画:両親とはここで別行動へ。バスで箱根へ。箱根関所を見学後、遊覧船に乗って芦ノ湖、富士山を堪能、駒ヶ岳ロープウェーに乗ってさらに堪能。お宿に早めにチェックイン、ここはお部屋でフレンチが楽しめるという。
○ お目覚めからすでに雨風強い。箱根関所についてまずは売店で傘を買った。当然富士山は全く見えず、完全貸切状態の芦ノ湖遊覧船。しかしはっさくはここで椅子をぜいたくにベッド代わりにして爆睡、ゴキゲンであった。昼食場所までのほんの二〜三分の距離も、激しい風雨で動けず、今度はレインコートを購入。わあわあ言いながら移動するが、はっさくはやはり「なになに?」と楽しそう。ロープウェーは中止だったので、ポーラ美術館へ。印象派好きのオットエンジェルも大変楽しそう。ミュージアムショップ好きのおいらも、ここは堪能しました、品揃え良かったですねえ。新居に引っ越してまだ買っていなかったリビングの壁掛け時計をついに購入。雨天のため混雑していましたが、いい美術館でした。タクシーでお宿へ。食事は平均点というところでしたが、ここではっさくが大暴れ。そろそろ「子どもが暴れてしばらく外食できんよ」と口を揃えて指南してくれる友人たちの言葉を思い出したのでした…。
昼食…湖尻「おおば」でわかさぎの天ぷらセット付き鍋焼きうどん。好物のわかさぎを堪能。ここは宮内庁に献上しているそう。あ〜、美味かった。はっさくは隣の団体のご老人を終始「じ〜〜〜〜」っと見つめて上機嫌。
夕食・宿泊・朝食…「箱根フォンテーヌブロー仙石亭」。オーベルジュという触れ込みですが、少し低めの値段設定通り、味は平均というところ。部屋食というハンデもあるかも。建物は元某企業の保養所ということで、年季が入っていました。朝食はレストランにて、充実していました。パンも焼きたて、ソーセージとポーチドエッグが美味。
三島の朝、最寄りの駅「広小路」のホームにて。
関所の櫓へ登って、芦ノ湖を望む、ってか望めない。
芦ノ湖遊覧船を貸切でぐっすり。
「おおば」でわかさぎを堪能。雨に降られての鍋焼きうどんはたまらない。
ポーラ美術館は子づれにうれしいサービス満点。
〈三日目〉くもり
● 計画:小田原経由で移動、江ノ電に乗ってのんびり鎌倉まで。昼食をはさんで鎌倉散策、昼過ぎには横浜へ移動、ホテルにチェックインした後、一休みして中華街へ。横浜在住の友人と5年ぶりの再会。
○ 鎌倉はウワサの修学旅行生(小学生)でごったがえしていてオソロシイ。鎌倉フリークの知り合いに事前リサーチしていた裏通りで買い食いなど。横浜までの移動は、これまた修学旅行生(高校生)でごったがえしていてオソロシイ。ベビーカーも押しつぶされそうだ。みなとみらい地区に入るとAPECの特別警護で人影もまばら、乗っていたタクシーも検問にあう。
昼食…「豊島屋」のカフェ「茶寮八十小路」であったかいわらび餅、「ひなどり処鳥一」で鶏のコロッケ、御成通りの静かな「コクリコ」でマロンクレープとレモンジュースなど買い食い。季節の釜揚げシラス丼を断念。しかし、「DIAMOND CAKES」で好物のスコーンを買い込み、「KIBIYA」で好物の固めのパンを買い込み、「こ寿々」でわらび餅を買い込み、苦しゅうないぞよ…。
夕食…横浜中華街「萬珍樓點心舗」でまたもやはっさく大暴れ。店内でこっそり授乳したり、お店の外であやしたりして、デザートの頃にやっと寝るはっさく。でも久し振りの友人との再会はやはり楽しいものでした。みんなそれぞれの土地でがんばって生きているのだ…。
宿泊…みなとみらい地区「ナビオス横浜」。ここも横浜で唯一和室のあるホテルのよう。しかし、五階の部屋からは例の「みなとみらい的夜景」がマジで一望できる絶好のロケーション。やるなあ、ナビオス。
にわか鉄ちゃんになる。
江ノ電「鎌倉高校前」駅で下車。湘南の海にはサーファーがごましおのようにたくさんいました。
「豊島屋」前。
横浜中華街「関帝廟」前。
ナビオス横浜の客室から眺めるみなとみらいの夜景。
〈四日目〉台風!!!
● 計画:「ブラタモリ」にはまっているオットエンジェル企画。水上バスで浅草まで移動、別の友人と合流して仲見世や合羽橋を散策、「ペリカン」でパンを買って、今まさに建築中のスカイツリーで「ニン!」と記念撮影、「並木藪そば」で天ぷらと東京の蕎麦とやらを堪能して、羽田に集合、別行動していた両親と落ち合って昼過ぎの便で帰福。
○ 旅行前から怪しい動きをしていた台風がここで頭をもたげてくる。朝五時に起きて、荷物の整理など終えた頃、父から「九時台の便がとれたので帰るぞ」とのこと、定評のあるナビオスの朝食がとれないのではという、この波瀾万丈の道中一番の焦りを見せたおいら、火事場の力を総動員して(?)部屋を引き上げフロントへ「羽田に最高に速く着くにはどげんしたらよかでしょうかっ???」と訪ねると「YCAT」という驚異の移動方法を教えてもらい、なんとか30分の食事時間を確保。和定食・洋定食の両方のバイキングを無事平らげ空港に着く。と、父が空港担当者とハードな交渉をしていた。わしらが到着していないのでチェックインできないという。「朝食食べてきたんかいっっっ」と怒られる。なはは。帰りの飛行機もはっさくはほとんど寝ていたのでした。家に着いたのは二時過ぎ、三人で爆睡。次の日もお休みでしたが、ほとんど寝ていました…。
これが、今回の旅行の全貌でした。弟のいる静岡へ行って富士山を見るというのが一つの目的だったので、かなり移動の多い旅行となりました。私たちも両親も、何かと晴天に恵まれる晴れ人間を自負していて、旅行中こんなに雨に降られるのはいつ以来だろう、という感じでした。状況の分からないはっさくは、もしかしてもう家に帰ることはないのかななんて、思ったかも…。
Posted by ツマエンジェル at 2010-11-20 06:26:07 [ ぼくらのおでかけ ]
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