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家より広い畑を手に入れてはじめた自然農、目指すは完全自給自足。『ぼくらのいえができるまで』作者のツマエンジェルと農業ロマンの男・オットエンジェルによる往復書簡。「いえ」のその後を公開中!

夏の終わり、アリくんの追い込みが激しい。急に寒くなって、今年の蓄えをばんじゃくにしようと慌てているかのよう。その働きっぷりをみると、彼らが本当に働き者だということがよおおおく分かります。だって、デッキ班は毎朝9時集合、夕方4時解散。日中みっちり何かをどこかに運ぶ列が続きます。

8月の半ば、おいらがきんぴらゴボウの胡麻和えを、すり鉢に入れてキッチンに置いておいたら、失神しそうなおびただしい数のアリくん襲撃を受けた。おいらはそれ以来毎日のようにやってくるキッチン班におびえた。小さなアリくんたちを指でうりゃーっとソフトに殺生して水攻めにすると、水に弱い彼らはご臨終。

しかし、デッキ班の几帳面さやキッチン班の「もう食べ物ならなんでも」とゆー必死の形相を見ていると、愛着もわいてきた。アリくんたちはシロアリ軍団を食ってくれる益虫らしく、デッキでの労働はそういうことではないかとオットエンジェル。もちろん、「アリの巣こ○り」みたいなものはウチでは使わないんす。そうやって何かを撲滅すると生態系が狂うから。だって。

仕方ないよね。彼らも生きてるんだ。

sugar

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