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家より広い畑を手に入れてはじめた自然農、目指すは完全自給自足。『ぼくらのいえができるまで』作者のツマエンジェルと農業ロマンの男・オットエンジェルによる往復書簡。「いえ」のその後を公開中!
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福岡市民の方ならご存じでしょうが、博多の町では、7月1日から山笠が始まっております。

ぼくの日常になにか山笠の影響があるかといえば、全くなにもありません。
山笠というのは、福岡市の中でも「博多部」といわれるコアなエリアのお祭りなので、福岡市の西部で生まれ育ち、しかも両親とも長崎県出身のぼくにとっては、なかなか「祭じゃ、祭じゃー!」という風にはいかないのです。

じゃあ、山笠が嫌いなのかといえば、決してそうではありません。

祭のクライマックスは15日早朝の「追い山」です。
まだ夜も明けきらぬ町。緊張感に包まれています。
その静寂を男達のかけ声がうち破り、一番山笠が勇壮に駆け出して行きます。
その後、櫛田神社の境内を勢いをつけたまま、ぐるーっと回るところが見せ場で、そのまま走り続けるかと思いきや、一番山笠だけは、櫛田神社で「祝いめでた」を歌い、歌い終わると、また勢いよく表通りに飛び出して行きます。

これらすべてが清々しく、厳かで、見ている者に「あー、福岡に夏がきたんだなー。」と思わせる説得力があるのです。

そんなに好きなら「祭じゃ、祭じゃー!」「山笠があるけん博多たい!」って言っとったらいいやん、と思われるかもしれませんね。
でもぼくは、やはり「博多もん」ではないのです。
山笠シーズンになったからといってウズウズしたりはしないのです。
山笠が福岡市内で行われていることを誇りに思いますが、それは当事者としてではないのです。
福岡という街は、転勤族が多い街で、しかも九州各県から移り住む人も多いので、ぼくのように思っている人も多いんじゃないかと思います。

さて、そんなわけで、もうすぐ梅雨も明けることでしょうが、うちの畑ではトマトが育っています。
tomato
今年の夏はトマトだけ。トマトだけに集中して、確実に収穫しようと思いまして。
そのおかげか、いまのところ、おいしいトマトが順調に収穫できています。

ちなみに山笠に参加する人たちは、山笠の期間中はキュウリを食べないそうです。
福岡市民の方ならご存じでしょうが・・・。

福岡の桜もそろそろ終わりかな。
お隣さんの山桜がひらひらと花吹雪を散らしている。
ぼくの畑には桜ほど華やかなものはないけど、春を感じさせてくれるには充分なかわいい花たちが咲いている。
gumi
これはグミの花。実は何個なるかな。

komatsuna
これはコマツナの花、きれい。

zakuro
これは花じゃないけどね。
ザクロの芽吹きは鮮やかで素敵。

まだまだいっぱいあるので、また改めて・・・。

じめじめした雨の日が続いている。
洗濯物もなかなか乾かない。

でもねー、悪いことばかりじゃないんだよー。
畑が元気になってるよーん。
なにしろ、福岡では、梅雨入りが発表されてから長いこと、雨らしい雨が降ってなかったんだ。空梅雨かなーと心配していたんだよ。
ほら、サトイモの葉っぱも大きくなってきた。
satoimo
これからどんどん大きくなるぞ。

畑のおかげで梅雨のプラス部分を実感できて幸せです。

ブルーベリーの花が咲いている。
blueberrt
木も大きくなったし、花の数も増えた。
豊作が期待できそうだぞ。

しかし、問題が発生ー。
周りをハチがブンブン飛んどります。
こりゃ、巣をつくっとりますな。
恐ろしくて近づけない。
ということで、本日、ハチ対策本部を設置いたしました。

さて、どうするかな。
昼間はかないっこないから、夜襲しかないだろうな。
やつらが熟睡している間に巣を切り落としてしまおう。
毎年のことだから負けちゃいられないんだ。

今年もサヤエンドウが実をつけはじめた。
sayaendo
裏切らないねー、こいつは。
どんどん実がつくので、採り遅れないように毎日収穫だ。

となりの畝では、ジャガイモくんが芽を出した。
jyagaimo
男爵芋だよ〜ん。はじめましてー。

今日は、いい天気だった。
ほんと、すっかり春だねー。
畑もすっかり春だよー。

サヤエンドウの花が咲いたよ。
sayaendo
あと何日かで収穫が始められるぞ。

桜は終わりの季節だけど、ジューンベリーは、これから満開だ。
juneberry
6月には、赤いきれいな実が成るぞ。

そして、月が昇るまで畑を楽しんだとさ。
moon

ほんとは、石釜行ったり、昼寝したりもしたんだけどね。

引き続き菜の花畑からお送りします。
komatsuna
今日は、ジャガイモの植えつけだ。
今年の畑仕事も本格的にスタートだね。
これが種イモ。ふたつに切って植え付ける。
taneimo
実を言うと、ジャガイモを植えるのは、今年がはじめて。
うまく育つかなー。

サトイモとサツマイモも植える予定だし、今年はイモで攻めるぞー。

剪定が苦手だ。
そもそも剪定は必要ないとすら思っていた。
枝を切るなんて可哀想だし、放任しておけば、都合よく育ってくれるんじゃないかと思っていたんだ。
でも、そうはいかないのが庭木や家庭果樹の宿命だ。
放っておけば、庭が薮になってしまうからね。
ちなみに、もっともっと長い年月放っておいたら、北部九州にあるうちの庭は、照葉樹の森になるんだろうな。

そんなわけで、最低限の剪定はしているつもりなんだけど、これが難しいんだ。
剪定の本を読んでみると、「直立した枝や交差した枝、下向きの枝などを取り除く」とイラスト入りで説明してある。
とてもわかりやすい。
これならぼくにもできそうだ、と畑に出てみると・・・。
イラストのように単純な形をしている木はひとつもないではないか!
わからん!!

そんな中で、先日、ザクロの木を剪定した。
ザクロは、植えて四年経つけど、まだ花も実もつけていない。
ぼくの剪定が悪いのかな?
zakuro

近日中にグミを剪定する予定・・・。

寒波がやってきた。
ぼくの畑にも、うっすらと雪が積もった。
いよいよ冬って感じだよなぁ。

でも、まだこんなのが成ってるんだ。
tomato
うちのトマト、スロースターターでねぇ。
tomato
花も咲いてる。
なにしろ、本格的に実をつけはじめたのが10月になってからなんだよ。
来年は、もっと早めにお願いしたいもんです。

しっかり来年の準備を始めているやつもいるよ。
sataendo
サヤエンドウちゃんの芽がでたー!

今朝は、窓からの日射しで目がさめた。
天気予報は、くもりと言っていたけど、「晴れるのかな?」と期待が膨らんだ。
さっそく洗濯をして、歯みがきをして・・・

だけど、晴れるどころか、雨の一日だった。
肌寒い雨の日曜日というのは、ほんとに憂鬱なものだ。

だからといって、ぼんやりはしていられない。
輝く明日のためにやらねばならないことがあるから。

ぼくは、雨が小降りになるのを見計らって畑にでた。
そしてサヤエンドウの種をまいたのさ!
tane
毎年恒例、夏に採取した種を晩秋にまく。
また、初夏においしいマメがつく。

楽しい将来のために、今はもくもくと種をまくのだ。

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