- 2010-09-05 (Sun) 16:35
- 総合
今回の旅では運動不足になりがちなので、機会さえあれば、旅先でゴルフしようと考え、何とか実践している。ラゴス、ナイロビでそれぞれ1回プレーした。
キガリにもゴルフ場があることはガイドブックで承知していた。土曜日朝、そのゴルフ場に何回か電話をかけるが、全然通じない。こうなったら、行くしかない。断られたら帰ればいいだけのこと。タクシーをつかまえ、ゴルフ場に。20分ほど走ったところにあった。
マネージャーの人がいてOKとの返事。ラゴス、ナイロビの経験から以下のことを理解していた。靴は運動靴なら大丈夫。クラブもレンタルOK。週末であろうと空いていれば1人でもプレー可。日本では考えられない安さでプレーできる。キガリゴルフ場ではキャディーフィー、レンタル料を含めて日本円で3,500円ぐらいの料金だった。
さて、プレー開始。本当は地元の人のグループに入れてもらい一緒に楽しみたいのだが、この日はあいにく一人でのプレー。周囲の人たちがじっと見ている。お願い! 最初だけは真っ直ぐ飛んで! キガリはこのところ雨がないのか、グリーンはぱさぱさに乾いて、普通ならナイスショットでグリーン上に残っているだろうボールが全部バンカーやラフにこぼれる。(この辺り、分かっていただける方には分かっていただけるものと思います)
住宅街に密接しているため、フェアウエイでは子供たちがロストボールを拾って買えと言ってくる。池のような溝のあるところでは私が溝に入れるのを待っている。入れてなどなるものか。しっかり打っただよ。ボールは少年の待つ溝に。そのつど小銭を渡して買い戻す。
実はこの日は微熱をおしてのプレーだったので、18ホール終えた時は少しへとへとだった。真っ直ぐ帰るのも味気ないので、18番グリーンを臨むテラスでビールを流し込んでいると、隣に座ったルワンダ人の若い女性が「どうでしたか。楽しめましたか?」と声をかけてきた。「いや、ここは初めてだから、難しかったですね」と応じた。「あなたもやるのですか?」「はい」「ハンデはどれぐらいですか?」「まだ、始めて間もないからハンデは12です」「・・・」
打ちひしがれて帰ろうとしたら、「今日はコンペがあったので、今に料理が出ますよ」。「いや、僕はここのメンバーでもないし、コンペの参加者でもないし」と遠慮すると、「構いませんよ。誰も気にしません」と言う。それじゃ、お言葉に甘えましょと、ほどなく、ビュッフェの料理をたらふくいただいて帰途についた。
日曜の朝、この項をパソコンに打ち込んでいる今、心配していた微熱は幸いうせてしまったようだ。良かった。
(写真は上が、キガリ市内にある唯一のゴルフ場。ゴルフ場はどこも美しい。私がボールを打ち込んだ池のような溝。下が、ティーを買わされた10歳の少年。写真を撮ろうとすると私のドライバーをスィング。私より筋がいいかも)
Comments:2
- めるすき 2010-09-05 (Sun) 19:55
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そうですか、ゴルフを
ロストボール、ネーム入りのボールを記念にかくし置かれたら良かったかも?
ハンディ12「・・・」に(爆)
打ちひしがれていらっしゃったのに笑ってごめんなさいませ。10才の少年のスイング、飛ぶかどうかは別にして、見よう見真似で覚えたにしては様になってますね。
あいにくの一人ゴルフの後にはコンペのお誘いが
那須さんはどこに行かれても能動的
さすがジャーナリスト魂、健在なり!!
お人柄でもありましょうが。 - あつ子@カナダ 2010-09-07 (Tue) 00:32
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ゴルフ場が真っ青なグリーンでなくて自然でいいなあ、と思いながら拝見。友人から聞いたお話ですがある砂漠のゴルフ場では、グリーンのマットを持ちながら、その度にマットに乗せて打っていく・・・のだそうです。それもまた、お国柄の見えるゴルフですね。
省一さま、何でも経験の中での人生が羨ましい・・・ばい。笑)