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懐かしのナイロビ

  • 2010-08-09 (Mon) 16:14
  • 総合

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 先週ラゴスを出て東アフリカ・ケニアの首都ナイロビに入った。赤道直下、アフリカ大陸を西から東に飛ぶこと約5時間の飛行。時差が2時間あるため、昼前にラゴスを立ったが、ナイロビに着いた時は夕闇が迫っていた。
 ラゴス空港を出る時、かつてこの空港で悩まされた、空港職員らの「俺になにかあげるものはないのかい?」といった小金せびりもなく、スムーズに出国手続きを済ますことができた。本当にラゴスは変わったのか。ナイジェリアは独立50周年祝賀式典が催される10月に再度訪れるつもり。その時が楽しみだ。
 ケニアのビザを入手していなかったため、ナイロビ空港ではパスポート審査カウンターの隣のカウンターでビザを取得。費用2,500シリング。トランクや手荷物検査もフリーパスで気持ちよく出口に向かう。ナイロビでの滞在先は在留邦人の旧知の友人宅。ホテル暮らしから「解放」され、ほっと一息をつく。ありがたい。
 訪れた国で最初にやるのは現地通貨への両替で、気になるのは日本円、米ドル、英ポンドなどとの交換レート。ケニアの通貨シリングと日本円との交換レートは非常に大雑把に言うと、1円が1シリングのように感じた。20数年前にナイロビ支局に勤務していた時の印象では、1シリングが10円ぐらいの価値があったように思うから、少し驚いた。
 ナイロビは昔から日本食レストランも複数あり、居心地のいい都市だった。久しぶりにナイロビの地を踏み、目を見張った。昔はなかった快適なショッピングモールができていた。そこにはレストラン、カフェ、衣料品店、スーパー、書店、銀行のATMなどがあり、日本と大差ない時間を過ごすことができる。
 一番嬉しいのは「サイバーカフェ」と呼ばれるお店があることだ。日本を立つ前にネットの接続の仕方を接続会社の担当者から電話で教わっていた。悲しいかな、ハイテク音痴の私はラゴスで何度も何度もトライしたが、だめだった。仕方なく、ホテルのランにお世話になったが、これが切なくなるくらいスピードが遅く、途中で切れることもしばしば、ブログの更新にも四苦八苦した。それが、このお店では実にスムーズに作業ができる。到着した翌日にサイバーカフェを訪れ、持ち込んだラップトップのパソコンでメールを確認、ブログを更新し、料金はわずか40シリング。思わず、長らく忘れていた「アサンテサナ」(産休いやサンキュウ)のスワヒリ語が頭に浮かんだ。
 (写真は、ショッピングモールの駐車場で開かれていたマーケット。手製のバッグやアクセサリー、木工品などお土産に最適の品々がところ狭しと並んでいた)

Comments:2

あつ子@カナダ 2010-08-09 (Mon) 21:40

省一様:

地球儀を回したり、アフリカの地図を見ながら省一さんの足取りをたどっています。地理の勉強になり久々に中学時代を思い出しました。写真を拡大してお店に並んでいる物に目を凝らしています。色が鮮やかできれいですね。

めるすき 2010-08-15 (Sun) 14:53

那須さま;

今度はケニア、地図で見ますと結構離れてますが、ブログのタイトル「アフリカをさるく」
まさにその通りの道程ですね。
今更、言わずと知れたことでしょうが、那須さんは国際人でいらっしゃるのですねぇ。
20数年ぶりの”懐かしのナイロビ”
それも滞在先が旧知のご友人宅
何かしら此方までほっとします。
マーケットのお写真からお国柄が伝わってきます。
掘り出し物を探したくなりました。
日本でも路上フリーマーケットを開いている所ありますが、似ているようにも思えて親近感がわいてきます。

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